これぞ噂のコーチング術。
誰かに指導するとき、指導しにくかったりどう指導したらいいのか分からなくなることがありますよね?
そんな時に役立つのが『コーチング』という技術です。
その人の中に答えがあるということを前提に話を聞くのがコーチングです。基本的に自分の望む方向へ誘導するのではなく、相手に寄り添い心の声を聞き出していくことが大事です。
これを上手く使えれば、後輩指導や相談の対応が上手くいきコミュニケーション能力が上がっていくこと間違いなしです。
1.
どのように話を聞くか
基本的に会話の中で相手に自分で考えさせるようにして話を誘導していきます。
それは誰かにあれこれ言われて行動するより
自ら考えて行動した方が圧倒的に行動しやすいからです。
想像してみて下さい。両親や先生に怒られて、あれをやりなさい、これをやりなさいって言われた時に喜んで行動していましたか?
そうではなくて、自分で思ったように行動した方がすんなりと行動に移れたと思います。
イソップ物語の北風と太陽がいい例です。
北風が無理やり旅人のコートを脱がせようとしても旅人は一向にコートを脱いでくれませんが、
太陽がぽかぽかと暖かく照らしてあげると旅人は簡単にコートを脱いだという話です。
自分の考えを押し付けて人に従わせるより自分で考えて行動させた方が良いのです。
外れかけたレールを無理やり戻すのではなく、レールに戻れるように誘導してあげるような感覚です。そちらの方法の方が自分も相手も楽なんです。
そのため、誘導できるような質問の内容は非常に大切となります。
すぐにアドバイスをしたくなりますが、できるだけ自分で考えさせてあげたほうが自発性が磨かれて自信をつけさせることができます。
もしアドバイスをするとしても、質問形式でアドバイスをしてあげると効果的です。
2.
モチベーションを上げさせる
まず、モチベーションとは自己効力感のことを言います。自己効力感は色々な時に変動しますが、今回使用するのは言語的説得です。
これは誰かからの応援や他人の言葉を受けることで変動します。
相手の目標設定が曖昧な場合は、目標設定をさせます。人は目標に近づく時にドーパミンと呼ばれる快楽物質が産生します。これは脳にとってのご褒美のようなものです。
このドーパミンをいかに作らせるがが重要です。
目標設定は高すぎず、低すぎず、その人に合ったちょうどいいものを一緒に探し設定させます。
物事が上手く進まず、悩んでいる場合は、まず現状の確認をさせ、頭の中を整理させます。分からないことが続き、完全に迷子になっているような状態です。
初心に戻り、本来の目的を思い出させたり、上手くいっていた時を振り返ってももらい、上手くいっていた時の要因を確認させることが大切です。
道に迷った状態ではドーパミンは出てきません、目的地が分かり正しい道を再び歩み始めると徐々にドーパミンは分泌されていきます。
道に迷った状態では不安が残るのみです。
また人を褒めるときは頑張った結果を褒めるのではなく、その結果に至ったプロセスを褒めてあげた方が効果的だと言われています。
努力を全力で褒めてあげましょう。
3.
まとめ
●相手に寄り添い心の声を聞こう!
●基本的に相手に考えさせるようにしよう!
●言語的説得を応用しよう!
もっと詳しく知りたい方はこちらをチェック!