緊張とは自分の弱さではありません、人間の本能です。逃れようがありません。
皆さんはここぞという時に自分の力を最大限に発揮できますか?
大事なプレゼンや発表の前、大事な試合、新しいことにチャレンジする時など、そんな重要な局面で自分本来の力を出せたらいいなって思いませんか?
私は、緊張しいでここぞという時に上手く自分の力を発揮できず、悔しい思いは何度も何度もしてきました。
長年悩んでいた悩みがこの勉強をして解放された気分になりました。
一流の人はどんな局面であっても自分本来の力を最大限に引き出せるから一流なのです。一流の人になるにはこの技術を学ぶ他はないでしょう。
⚠︎こんな人にオススメ!
・ここぞという場面で緊張してしまう人!
・緊張が邪魔をして自分の力が存分に発揮できない人!
・緊張しない技術を学びたい人!
1.ハイパフォーマンスを出せないのは恐怖が最大の原因
自分本来の力をここぞという時に発揮できないのは恐怖という感情が原因です。
人間は脳が発達し過ぎたことで、恐怖を感じやすい動物になっています。
恐怖はノンフロー(心が揺らぎ囚われている状態)を作り出し、思考と行動、パフォーマンスの質を下げてしまいます。
大事な場面で緊張し、失敗することが多くなるのはこれが理由です。
どんな局面でも最大の力を発揮できる一流の人はこの恐怖という感情を克服しています。心をフロー(心が整った状態)にすれば恐怖に惑わされることはなくなります。
では人はどのようにして恐怖という感情を感じ取るのでしょうか?
物事→意味付け→認知→感情
いきなり感情が作られるのではなく、物事を意味づけして何かしらの感情を作り出します。人によって意味づけは人それぞれなので、同じ事象に対しても感じる印象は人それぞれです。
例えば、高所恐怖症の人は高所に立たされると、高い場所=怖い場所という意味づけがあるため恐怖という感情が作り出されます。
それに対し高い場所=楽しい場所という意味づけをしている人は、高所を楽しむことができるでしょう。
つまり、物事への意味づけのパターンが恐怖を感じさせる要因になるため、恐怖を感じとる思考パターンを変更させれば、恐怖を感じにくくなります。
恐怖は消すことはできないので、いかに恐怖と上手く付き合っていけるか、マネジメントできるかが鍵となります。心の状態を適切に切り替えていくのです。
恐怖に支配された思考パターンから逃れ、心の状態を切り替えて新しいフローな感情を生み出していきましょう。
そして、この恐怖を作っている思考パターンに早く気づくことが重要となります。
気づかなければ、思考は変えられません。
●緊張は恐怖という感情から生まれる!緊張をコントロールすることは恐怖をコントロールすること!
●恐怖を排除するには物事に対する意味づけを変えろ!
●誤った意味づけをしていることに早く気づけ!
2.恐怖への対処方法
1)今、ここ、自分と考える
まず、今を思考して下さい。
過去や未来を考えると何かしらの意味付けができ、心は不安定な状態になりやすくなります。
今というものは意味づけができないので、自由で恐れのない状態であると言えます。確かに過去や未来を考えることも大切なことですが、何かを始めるときに過去や未来を考えすぎると、心はどんどん不安定になっていき、ノンフローな状態に近づいていきます。
今を大事にすると不思議なくらい、自然に心は整っていきます。
次にここと考える。
外界に存在する出来事や環境に対して意味付けをすると恐怖の感情が起こりやすくなります。
外界ではなく、自分自身である“ここ“と思考することで心の安定と安心感が生まれます。
それから自分と考える。
他人に対して意味付けをすると恐怖を感じやすくなります。他者という外界へ向かう脳の暴走を抑えることが重要です。
自分という内部環境に目を向けることでフローな状態を作り出します。これはヨガが非常に有効なトレーニングとなります。
今、ここ、自分 それだけを考える。
2)恐怖を処理したら行動する
恐怖を処理したら、行動にうつさないと恐怖の泥沼からは抜け出せません。
ただただチャレンジしてみよう!何も考えずチャレンジしてみようと考えてみるのです。
これまでの恐怖を作り出す思考パターンから抜け出せるチャンスです。
恐怖に気づき思考によって整った自分が、その都度何をすればいいかを考えて行動することが大切です。
行動に移せれば、これまでの思考パターンによって作られてきた恐怖の感情を良い方向に変化させることができるでしょう。
3)未来思考が恐怖を作り出す原因に
人間は不確定要素の強い未来には不安や恐怖を感じやすく、ノンフローな状態に心を導いてしまいます。
先ほども言いましたが、今を大事にし、今にだけ集中するのです。
今という瞬間は2度と来ません。今を大事にする、いつでも今を考える癖をつけるといいです。
未来の結果をイメージするのはいけません。
心の状態を良くすることをイメージして下さい。
例えば、明日重要な発表を控えているとします。
『明日、上手くできるかな?』
『自分の発表でみんなは良い反応してくれるのかな?』
そんな不確定な先の結果を考えていたら、あなたはもう恐怖の泥沼にハマって抜け出せなくなってしまうでしょう。
『よし!明日に備えて練習しよう!』
『この資料は上手くできたな、俺は天才だな』
『これが終わったら好きな事をしよう』
今にのみ焦点を当てて、今のみを考えれば、心の状態は良くなっていき無駄に心のエネルギーを使うことはありません。
3)期待はしない!
期待は自分の都合の良い勝手な妄想で、過度な結果を期待することにつながってしまいます。
『期待通りに行かなかったらどうしよう。。』
そんな恐怖を生み出す原因になります。
まずは期待してしまっている自分に気づくことが重要です
期待に応えようと頑張ってしまうと、恐怖が生まれ上手く結果が出せなくなってしまいます。
4)勝ちにこだわるほど敗北への恐怖が強くなる
人は誰もが勝ちたいという勝利思考を持っています。
自己優位性、存在価値、承認欲求といった思考を本能的に持っています。
しかし、この勝利思考が恐怖を作り出す要因につながります。この勝利欲求が強くなるほど、敗北への恐怖が強くなってしまいます。自分で自分の首を絞めるような形になってしまうのです。
だから勝利思考のみで行動していても、結果は上手くついてこないのです。
早くに勝利思考になっていることに気づきノンフローな状態から抜け出す、ただただ受け入れてみるということが重要です。
5)一生懸命さに喜びを感じる
勝利思考を続けてきた人にとって、一生懸命さは勝つための苦しい姿勢であるのは知っています。
しかし、人は楽しみや喜びを一生懸命さに感じることができる力があります。
子供の時を思い出してみて下さい。
ただただ一生懸命に遊んで楽しかったはずです。
一生懸命さを楽しみ、喜ぼうと意識するだけでフローな状態へ持っていくことができます。
大人に近づくにつれて、自我が確立し、勝利思考で物事を考えたり行動するようになってしまいます。
そういった思考パターンが定着すると負けることへの恐れを抱きながら生きてくことになってしまいます。
ビジネスもスポーツも勉強も勝つことを捨ててはいけないが、単純に楽しむということを大事にするということが恐怖をマネジメントする秘訣であるといえます。
人生のプレイヤーとしての一流はこれを意識できることです。
6)疑念思考をやめる
疑念思考とは他人を疑う、疑問を持つという思考のことをいいます。
危険回避のために必要とされ、太古の昔から養われている思考パターンです。
しかし、この疑念思考には裏切られることへの恐怖が付き纏います。
太古の昔から裏切りは人の常であり、潜在的に裏切りに恐れをなしているのです。
自分の期待が裏切られたり、人に裏切られるんじゃないかといった恐怖が心をノンフローな状態に導きます。
つまり、この疑念思考が心をノンフローな状態に陥れるということです。
これの解決策は疑念思考になっていることにいち早く気づき、ただただ人を信じてみるということです。
疑うことなくただ信じてみることで落ち着きが生まれるので、信じる思考の習慣を持ってみて下さい。
しかし、明らかに自分に害を与えるようなことは信じてはいけません。
7)新しいことに恐怖を感じるのが人間の性
人は心地の良い場所や状況に習慣を作ると言われています。
だからこそ、新しいことに挑戦することに恐怖を感じるように設計されています。居心地が悪くなるので当然のことです。
例えば、美容室でいつも通りの髪型から、新しい髪型に挑戦する時はかなり勇気が必要になります。
人間は過去の経験から行動を選択しているので、過去に起こったことがないような行動には当然ストップをかけ、安全圏から離れないようにします。
この過去の経験から作られた過去思考はとても厄介なものになりますが、この思考パターンが恐怖を生み出しているので変えていかなければなりません。
スポーツでも、ビジネスでも、勉強でも新しさを求めない限り未来はありません。
結果を出すためには新しいことをするのは必要不可欠なのです。
また、心地よい変化のない場所にいた人ほど、変化への恐怖は強くなるため、一歩を踏み出しづらくなります。変革者に若者が多く、歳をとるほど頑固になるのはそういった理由が存在します。
それでは、柔軟に変化できる新しい自分を作るにはどうしたらいいのでしょうか?
まずは過去思考が新しいことをする恐れを勝手に作り出していると気づくことです。
ここに気づかないと変化を起こすのは不可能です。
そして、次に自由な創造をし、新しさへの可能性について考えるのです。
『新しい髪型にしたら気分も変わるかな?』
『もしかしたら新しい髪型の方が似合うかもしれない』
新しいことへの価値を生み出す→心にエネルギーが生まれる
ということです。
●新しいことをする恐怖に気づく→過去思考パターンに気づく→可能性を考える→行動→新しい体感が生まれる
新しい体感が生まれれば、新しい思考パターンが生まれるので必然的に恐怖も感じなくなるでしょう。
8)獲得思考は損失への恐れを常に生み出す
今持っている物を失いたくないという恐怖をもたらし、一番暴走しやすい厄介な思考が獲得思考です。
まず、この思考に偏っていることに気づいて下さい。
失うという恐怖より、持っているものを手放す喜び、自由な解放感を得る喜びを知る必要があります。
損失=自由、喜び、解放→チャンスのイメージと捉えるようにしましょう。
9)プラス思考になろうすればする程、ネガティブになることへの恐怖が強くなる
ポジティブになれ!
何事もプラス思考で行けば楽だよ!
だとか言われることってよくありますよね?
実は無理にポジティブに考えることは心のエネルギーを無理して使っているのでノンフローな状態になりやすいのです。
半分入ったコップをみて何を思いますか?
皆さんはどう思いましたか?多いと思いましたか?それとも、少ないと思いましたか?
実はこれは半分入った水が多いと思うのか、少ないと思うのかでポジティブ思考が強いのか、ネガティブ思考が強いのかが確認できる質問だと言われています。
しかし、この質問もコップの水に対してポジティブもネガティブも人が勝手に物事に対して意味づけしただけなのです。
つまり、物事をあるがままに受け入れ、ポジティブもネガティブもただの意味づけに過ぎないと知り、無理にポジティブになる必要もありません。
あるがままの自然体でいることが最も力を発揮でき、継続的に成果を出せるのです。
人生という長いゲームには自然体であるがままの自分で望むことが極めて重要です。
無理に自分を取り繕っていたらそりゃ、疲れますよ。知らない内に心のエネルギーをフル活用してるんですから。
3.あるがままの自分が一番!!
何事も成功したいという思考が強すぎると、その思考が強い分恐怖が生まれます。
それでは、心のエネルギーは削がれていくばかりです。
よく成功とは結果が良いことを成功と呼んでいたりしますが、実は自分がベストを尽くしたときに得られる満足感のことを成功と呼びます。
結果や外界の評価でなく、自分自身の中にある成功を大事にして下さい。
何かで失敗したとしても、自分が想定した範囲内なら成功です。他の人がなんと言おうと成功なのです。
あるがままの自然体でやるべきことをやり、一生懸命に自分が満足できるようにやる、ただそれだけ。
ただそれだけなんですよ。
この考え方、生き方が一流になるために必要とされています。
そして、よく結果を出すには自信が大事だとか言われていますが、自信とはただただ自分を信じることです。誰にだって獲得できる物です。
根拠や経験、理由、実績、結果は必要ありません。
結果は不確かな未来です。
不確かな未来を考えるより、自分自身をただ信じるだけで気分も良くなり、心をフローな状態へ導いてくれます。
一流の人は根拠のない自信があると言われています。
この根拠ない自信が上手くいくためには非常に大切になるのです。
外界からの刺激によってできた自信より、自分自身で生み出した自信は強固で崩れることないからです。
何を考えるわけでもなくあるがままの自分で行動し、行動した中で見つけた自分の中の自信を大切にして生きていければ何事も上手くいくようになるはずです。
4.まとめ
必要以上に無理はしない、たったそれだけです。
こりゃ自分軸がしっかりしてるルフィが上手くいくはずですよ。
自分はワンピースのルフィが大好きでルフィみたいになりたいです。