【運動の話】スポーツで動きやすい身体を作る!筋収縮速度の改善とは!?

【運動の話】スポーツで動きやすい身体を作る!筋収縮速度の改善とは!?

学生さんは部活での日々に明け暮れているでしょう。試合でいい成績を残すために日々練習し、周りのライバルと切磋琢磨しながら部活に取り組んでいると思います。

自分もずっとサッカーをやっていたので、日々辛く楽しい練習に明け暮れていました。

しかし、どんなに頑張っても上手く結果が出ず、安定したポジションを確立することができず、非常に悔しい学生時代を過ごしました。

今頑張っている人達にそんな悔しい思いはさせたくありません。

そこで、スポーツをやる中でパフォーマンスに良い影響を与える『筋収縮速度』というものを紹介したいと思います。

悔いのないスポーツライフを過ごすためのトレーニング。

1.筋収縮速度とは

筋収縮速度とはその名の通り、筋肉の収縮する速度のことを言います。

筋の収縮速度が早ければ早いほど瞬発的な動きを上手く作れるので、スポーツでよく使われる動きの、『切り返し』『ダッシュ』『ジャンプ』等の動きに良い影響をもたらしてくれます。

少し難しい話になりますが、筋収縮速度は直列に並んだ筋節の数に比例して早くなると言われています。

筋節とは、筋肉を構成するパーツの一つです。このパーツが何個も重なり合って筋肉が作られます。

つまり、この筋肉のパーツを増やし、筋肉を長くすれば筋収縮速度は早くなるということです。

2.筋肉には働く順番がある!?

筋肉は大きく分けて『速筋』と『遅筋』に分けることができます。

筋収縮速度が速い方がその名の通り『速筋』と呼び、遅い方を『遅筋』と呼びます。

筋肉は車のギアと同じように、1速、2速、3速、、、と順に働くようになっています。

止まっているものを動かすには大きな力が必要となりますが、スピードは必要としません。そのため、筋繊維長が短く力強い筋が先行して働きます(1速)。

徐々に動いてきたら、次に長い筋肉を働かせます(2速)。

このように、徐々に長い筋肉を使っていくことで、力を効率よく使って筋肉を動かし、身体を動かしているのです。

そして3速、4速のようにスピードに乗ってきた物の方向や力をコントロールするために速筋が大活躍するのです。
スピードにのったものをコントロールするには、コントロールするにしてもスピードが必要になりますよね?

これが、動きの中で切り返しやダッシュ、急な方向転換などを円滑にサポートします。

また、筋繊維長が長い(筋節が多い)程、広い範囲で力を発揮することができるようになります。

つまり身体をコントロールできる幅が広いということです。

色々な角度で筋を使えるため、言い換えると色んな動き方で使える筋が増えるということです。そうすれば、動きやすくなることに納得できると思います。

●筋肉は短い筋肉から長い筋肉へ順番に働く!
●筋肉は長ければ長いほど使いやすい筋肉になる!

3.どうしたら筋肉を長くできるの?

結果からいうと、ストレッチをすることで筋繊維長が長くなり、筋収縮速度が増大します

動物の実験で実証されていますが、人の実験ではまだ実証されていないとされています。しかし、人であってもストレッチが効果的だという根拠も見つかっているので大丈夫だと思います。

ただし、筋によって特性が異なるので、全ての筋に適応するかと言われるとそうではないみたいです。

しかし、スポーツでいい結果を残している方々を見て、身体が硬そうな人はいますか?

スポーツ選手や体操選手が、しなやかで速い動きに優れているのはしっかりストレッチをしており、筋繊維長を長くすることで筋収縮速度を速めているからなのです。

逆に高齢者の方々が転びやすくなのは、老化によって固くなった筋肉が上手く働かないことが原因の一つだと言われています。

ここまでを聞いてみて、いかに筋の柔軟性とストレッチが大事かが分かりましたか?

4.まとめ

ストレッチをして動きやすい身体を手に入れよう!悔しい思いは絶対しないで下さい!悔しさは一生残ります。




私がこの記事を書いたよ!

yushi-k1

yushi-k1 男性

幼少期からサッカーを続ける→身体への興味が湧き理学療法士の道へ→総合病院に勤務→訪問リハビリへ転職|一般の方々の身体についての興味や知識の少なさに驚愕/低給料で十分な学びが得られない→心と身体の一般的な知識の共有、副収入を目的にブログを開設|心身共に健康的な生活を送ることができるような情報と良質な商品の紹介を発信していきたいと思います!●所有資格/理学療法士/JADP認定メンタル心理カウンセラー®︎

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