認知症の中で一番多いのはアルツハイマー型認知症が50〜80%を占めています。
日本だけでも100万人もの人が認知症になっているといいます。
80代を超えると5人に1人が認知症です。
ここまで割合が多くなっているとなると、他人事ではないって感じますよね?
自分が将来アルツハイマー型認知症になっても不思議ではないわけです。
認知症も列記とした病気なのです。
皆さんは認知症の原因をご存知でしょうか?
ただのボケではなく、ハッキリとした原因が近年わかってきているのです!
認知症の原因を理解し、予防に努めていきましょう!
1.アルツハイマー型認知症の原因はβアミロイド!?
アルツハイマー型認知症で亡くなった患者様の脳を観察すると脳が萎縮してしまっています。
萎んだ風船のように脳が小さくなっているのです。
これは単純に脳の神経細胞が極端に少なくなっているからなのです。
また、茶色いシミがあちこちにみられます。
これは老人斑と呼ばれています。
老人斑を詳しく調べてみるとβアミロイドという物資が多く含まれていることが分かりました。
となると、アルツハイマー病に多くみられる老人斑が病気の原因と関連しているだろうと推測するのが自然となりますね。
一体、βアミロイドが何をしているのでしょうか?
それは神経細胞を壊し、神経の情報伝達を阻害させて、神経同士の連携を弱めてしまっているようです。
神経細胞にとっては猛毒の物質ですね。
脳の神経細胞が少なくなり、神経同士の連携が弱くなると記憶力が低下したり、感情の制御が効かなくなったりと脳の機能が大きく低下していくのです。
果たして、この猛毒の物質はどこから生まれてくるのでしょうか?
●βアミロイドは神経細胞にとって猛毒の物質!
●βアミロイドが脳を壊していく!
2.βアミロイドはどこから生まれるのか?
どこから生まれてくるのかすごく気になりますよね?
なんでこんな猛毒の物質が脳内に発生するのか意味が分かりませんよね。
残念なことに、現状でβアミロイドで分かっているのは、遺伝子的に脳内でβアミロイドが作られやすい人もいるという事のみだそうです。
βアミロイドとはタンパク質を分解する際に誤って分解されると生じる副産物であり、脳にのってはゴミのような存在です。
遺伝子的にこのゴミが溜まりやすい人というのが存在しているようです。
まだまだアルツハイマー病の研究は研究段階という感じで確実に分かっていることが少ないようです。
とにかく脳を壊しているのはβアミロイドという物質だということが分かっているので、βアミロイドさえたまらないようにすればアルツハイマー病の進行を抑制することができるようです。
●βアミロイドは脳内でタンパク質が誤って分解される際に生じる副産物!
●遺伝子的にβアミロイドが溜まりやすい人がいる!
3.アルツハイマー病の治療
只今、様々な治療法が研究されていますが、残念ながら認知症を治療する薬はまだ完成していないようです。
しかし、認知症を遅らせる薬はいくつか存在しています。
まだまだ試用段階のものが多いようですが、アメリカでは実際に使われている薬もあるようです。
昔に比べると多くのことが分かってきており、近い将来、認知症を治すことができる薬も開発されるかもしれませんね!
認知症とは長く生きすぎた代償で人が作ってしまった病気ですから、私達人類が絶対治せることを信じています。