サウナは、長い歴史を持つ健康法の一つであり、フィンランドやロシアなど、北欧地域や東欧地域を中心に広く行われています。
体内の老廃物や汚れを排出するだけでなく、リラックス効果や免疫力向上、ストレス解消などの効果もあるとされています。
サウナには効果的な入り方があり、安全かつ効果的に入るには知っておくべきポイントがあるのです。
皆さんはご存知でしょうか?
知らないことがあるかもしれませんよ。
そこで、今回はサウナについて詳しくご紹介していこうと思います!
1.サウナの歴史
サウナは、フィンランドを中心とした北欧の国々で古くから利用されている伝統的な温浴方法です歴史は古く、紀元前2000年頃には既に存在していたとされています。
フィンランドを中心に多くの人々に愛されてきたといいます。
古くから、フィンランドの村や町には、公共のサウナが存在し、地元の人々が集まって利用していました。
また、農民たちは、農作業の合間にサウナに入り、体を温めたり、疲れを癒したりしていました。
サウナが一般的になったのは、19世紀になってからです。この頃には、多くの人々が都市に移住し、サウナを利用する文化も都市に広がっていきました。
サウナは、社交場としても利用され、多くの人々が集まって、話し合ったり、休息したりしていました。
現代では、サウナは世界中で愛される温浴方法の一つとして、多くの人々に利用されています。
また、健康に良いとされる効果もあるため、スポーツ選手やアスリートたちにも利用され、トレーニングの一環としても取り入れられているそうです。
●昔から愛されてきた身体の健康法の一つ!
●今では一般人だけでなくその効果の高さからアスリートたちのトレーニングの一環として利用されることもある!
2.サウナの効果
サウナには、以下のような効果があるといわれています。
1.血行促進効果
高温と低温の刺激によって、血管が拡張し、血流が促進されます。
血流が良くなることによって、体内の老廃物や汚れが排出され、代謝が促進されます。
長く身体の中に溜まってしまったゴミや疲労をどんどん排出していきましょう!
2.リラックス効果
サウナに入ることで、体内のエンドルフィンという物質が分泌されます。
これによって、リラックス効果が得られ、ストレス解消や睡眠の質の向上などにつながります。
3.免疫力向上効果
サウナに入ることで、体内の白血球数が増加することが報告されています。
これにより、免疫力が向上し、病気や感染症に対する抵抗力が強化されます。
4.美肌効果
サウナに入ることで、汗がたくさん出ることがあります。
汗には、体内の老廃物や余分な水分、余分な皮脂などが含まれています。
これらを排出することによって、肌のキメが整い、美肌効果が得られます。
また発汗が促進されることで汗腺の機能が向上し、体臭の改善等の効果もあるようですよ。
体臭と汗の関係についてはこちらから!
3.サウナの入り方
サウナに入る際の基本的な手順は以下の通りです。
- シャワーで体を洗う!
サウナに入る前に、必ずシャワーで体を洗って汚れや汗を落とします。
特に、足裏や脇の下、股間など、汗がたまりやすい箇所をしっかりと洗いましょう。 - サウナに入る
サウナマットが用意されている場合は基本的にサウナマットを座る場所に敷きましょう。
室内は上段と下段に分けられますが、上段の方が高温で温度変化が少なく発汗させるには良い環境となっています。
慣れてきたら上段に座るようにしましょう。 - 汗をしっかりかく
サウナに入ることで、体内の温度が上がり、汗をかくようになります。
汗をかくことによって、体内の老廃物や汚れが排出され、代謝が促進されます。
また、汗をかくことで、体が冷えにくくなるため、サウナを出た後も体が暖かい状態が続きます。 - 水分補給をする
サウナ室内では、水分が失われますので、こまめに水分補給を行いましょう。
水やスポーツドリンクなどを飲むことができます。
場所によっては飲み物を持ち込めない場所もあるので、サウナに入る前にしっかり水分補給をすることが非常に大切です。
脱水を引き起こしてしまうと命の危険も生じる恐れがありますから気をつけましょう! - サウナに入る
サウナに入る時間は、個人差がありますが、10〜15分程度が目安です。安静時の脈拍の2倍を目安にする方法もあるため時間ではなく脈拍数を確認しても良いでしょう。体調に異変を感じた場合は、すぐにサウナから出ましょう。
サウナを出る際には、まずはゆっくりと立ち上がり、ゆっくりと体を動かしてから、外の空気に触れるようにしましょう。
ヒートショックに注意が必要です。 - 水風呂に入る
サウナから出たら掛け湯をして汗をきれいに流してから水風呂に入りましょう。
水風呂に入る時間については個人差がありますが、一般的には2分程度が効果的とされています。
水風呂に入ることで、血管が収縮し、体温が下がります。
この状態で体を冷やすことで、体内の血流が促進され、新鮮な血液が全身に循環するようになります。
また、炎症を抑制する効果があり、筋肉痛の緩和や疲労回復にも役立ちます。 - 外気浴をする
水風呂の後に外気浴を行うことで、体内の血流が促進され、リラックス効果が高まります。
一般的には、水風呂の後に外気浴をする時間は10〜15分程度が効果的とされています。
水風呂で冷やされた身体が外気の温度と程よく調和していき、身体の芯から徐々に外側へ暖かさが滲み出ていくような気持ちの良い感覚が出てきます。
これが俗にいう『整う』っていう感覚です。
以上が、基本的なサウナの入り方です。
このようなサイクルを3セット程できるとより効果を感じられるようになるそうです。
繰り返すときは徐々に時間を短くできるとより身体の負担は少なくなります。
サウナは入り過ぎると逆に身体に負担がかかり、疲労感が増してしまうなんてことがあるので注意が必要です。
入る時間や順番を守って安心、安全にサウナを効果的に楽しむことができれば身体は良い方向に整っていくことでしょう!
今度、サウナに入ってみよう!