ただじっと動かない、それだけ。
ゼロトレと呼ばれる、不動を主軸にしたトレーニングはご存知でしょうか?
不動とは、動かないこと、他の力で動かされないこと、揺るぎないことです。
動くことは正義なのか?という革新的な疑問の答えがゼロトレというトレーニングになります。
身体を動かすことは健康につながるため非常に大切ですが、身体の動かし方を間違えると善どころか悪になるというリスクも伴います。
ここで二匹の動物を紹介しましょう。
一匹目はアホウドリという鳥です。この鳥は翼を羽ばたかせずに数千キロも飛ぶことができます。ダイナミックソアリングによって、風を利用し飛ぶという孤立的な飛び方をするのです。長い距離を優雅に飛び、しかも長生きなんです。
一方でハチドリという鳥は、1秒間に80回も羽ばたきます。よってヘリコプターのようにホバリングか可能となり、飛びながらその場にとどまる事ができます。しかし、寿命は長くて5年と非常に短いんです。
人生100年時代に突入する中で、長く優雅に生きているアホウドリが私たちに教えてくれることは何でしょうか?
もしかしたら、動かずとも健康を保てる方法があるかもしれません。
現代の忙しい社会の中で毎日の暮らしに必ず運動を取り入れることができるとは限りません。
仕事で疲れ切って帰ってきた日や家事、育児に追われてる日は動きたくないと思って当然です。人によって得意、不得意がありますからね。
また高齢者の方、病気に苦しんで身体を満足に動かすことが困難な人は身体の自由が効かず動かすのは容易なことではありません。
だからこそ、出来るだけ動かさずに、身体のメンテナンスができ、どんな人にでも安全にいつでも行えるようなゼロトレと呼ばれるトレーニングをいくつかご紹介しようかと思います。
1.からだの縮みを解消しよう
身体の縮みは姿勢を変化させ、結果的に身体に痛みやだるさなどあらゆる悪影響を与えます。
まずはこの縮みという問題を解決していきましょう。
- 前傾首
- 巻き肩
- 短い脇
- 猫背
- 丸腰
- お尻が広がった状態
- 曲がり膝
- 足の指が縮こまった状態
これらの代表的な縮こまりを解消することで、重力にも負けず、怪我のしにくくしなやかで軽やかな体が手に入ります。
朝起きると痛みや疲れ、だるさを感じるのは人間の体は寝ている間に硬くなり縮んでいるからです。
身体が調子が良くなれば、動きたくなります。動けば運動ができます。運動ができれば健康が作れます。
最小限のエネルギーでしなやかな体を手に入れることが大切です。
2.どうすれば身体の縮みが分かる?
身体の縮みを認識するには、仰向けで寝てみることです。
後頸部 肩 背中 腰 手のひら(天井を向かせる) 膝 足
それぞれの床との距離を見て下さい。
それぞれ床とどれくらい離れているかで、頸部、脊柱、膝、足などの異常を簡単にみることができます。
例えば、膝と床の距離が大幅に離れていたら、膝が曲がって縮んでしまっているということになります。
自分で確認するのは難しいので横から写真を撮るか、人に見てもらうか、自分の手で確認することをお勧めします。
3.注意点
ここでトレーニングを行う上での実際の注意点です。
- 長時間やり過ぎない
- 無理に伸ばさない
- 体勢を戻すときはゆっくり、呼吸を整えながら
- クッション2つを用意する(枕やバスタオルでも可)
以上の注意点を参考にしながら実際にやってみましょう。
4.朝から快調になるトレーニング
- ベッドの左端に仰向けになる
- 左膝を立て、右側の踵を乗せる
- 左腕をベッドの外に出す
- 両膝を右側に倒す
- ゆっくり30秒動かない
- 反対も同様の手順で進める
たったこれだけで、縮んだ身体も気持ちよく伸ばせます。伸びた身体でいい朝を迎えて、良い1日を過ごそう!!
5.まとめ
他にもたくさんトレーニングがあるのでまた紹介します。
動きたくない人は必見!動かず健康を目指そう!
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