認知症とは自分も周りも辛くなる病気です。
自分は認知症の怖さを知っています。病院に入院されている高齢者の大半の方は認知症を患っています。
現在の日本は高齢社会となり劇的に増えている病気でもあります。
なぜこんなに怖い病気と思っているのかというと、重症化すると認知症になる本人だけでなく、周りも辛く苦しめる病気だからです。
認知症になると、人格が変わるので暴力的になったり、同じことを何度も繰り返したり、周りに迷惑をかけるようになったりします。とにかく、発症前とは全く違った人になってしまうのです。
大事な人も忘れ、自分が何をしているのかも分からず、周りに何か言われても理解できず、周りに何か言っても理解されない辛い毎日が続きます。
一番身近な人が認知症になったと思って下さい。
その人は自分のことを忘れてしまい、昔とは全く違った人になってしまいます。
重症化するともう何をしても、どんな治療をしてもその人は生きているのに昔の状態に戻ってこないのです。
また、日常的に介護が必要となり、ひと時も目が離せない日々が続きます。
絶対そんな将来にはしたくないと思います。
最後まで、楽しく生きて欲しいと思うし、最後まで人生を味わい尽くしたいはずです。
この記事を見て最悪の人生から逃れましょう。
1.認知症になるとどうなる?
認知症には最も多いアルツハイマー型をはじめレビー小体型や脳血管性認知症など様々なタイプがあり、現れてくる症状も多岐にわたります。
具体的には物忘れが目立つようになってきたり、何度も同じことをくり返して言うなどの記憶障害が挙げられます。
その他にも性格が変容したり徘徊や暴言・暴力が出現することもあります。
さらにひどくなってくると幻覚・妄想といった精神症状をきたす場合もあります。
認知症は進行性をたどるためこのような症状を早期に発見して適切なケアを行っていくことが重要となります。
しかしまずは認知症に罹患しないためにしっかりと予防していかなければなりません。
2.認知症を予防するには?
認知症に罹患する原因の多くが日頃の生活習慣が大きく関わっていることが分かっています。
そのため食生活では野菜や果物、あるいは青魚を積極的に食べることで脳の認知機能を正常に保っていくことができます。
週に3日程度の有酸素運動や太陽光をしっかりと浴びることも有効です。
さらには文字を多く書くことや美術品に触れるなども効果があります。
そしてより多くの人と対人接触し会話することも認知症予防にはかかすことができません。
もちろん禁煙と節酒を心掛けることも必要です。
脳にたくさんの刺激を与えてあげることで、認知症は予防できるのです。
3.もし認知症になってしまったら?
認知症に罹患してしまった場合でも適切なケアを行うことで症状を改善させることが可能です。
具体的な改善方法としてはコレステロールや塩分の高い食事を控えて野菜や果物を多く取ることで抗酸化作用により認知機能の低下を予防することができます。
また日々の食事で不足しがちな栄養素をサプリメントで摂取するのもよいでしょう。
例えば血中コレステロールをコントロールするオメガ3脂肪酸や熟睡作用のあるグリシンを多く含むサプリメントなどはとてもおすすめです。
妄想や幻覚が出現しているのであれば安心できる雰囲気を作り出すために手をとってしっかりと話を傾聴してあげたり一緒に散歩するなどすることで気分転換を図ることができます。
昼夜逆転や徘徊をくり返すのであれば散歩やストレッチなど軽めの運動を行ったりヒーリング系の音楽を聴いてもらうことで精神的にもリラックスしてもらうことができるのです。
認知症だからといって隔離したりケアを放棄することはますます症状を進行させることになってしまいます。認知症に罹患している本人が最も苦しんでいるということを十分に理解した上でこれらのケアを行うことで認知症の予防や改善を行うことができるためあきらめずにぜひ実践してみてください。
4.まとめ
認知症には絶対させたくないし、なりたくない病気ですね。