いつも説得させられてばかり、そんな人生になってませんか?
あなたは会議で意見を押し通され、周りの意見に従うのみの人間になっていませんか?
あなたは通信販売や訪問販売などで、高額な商品やサービスを押し売りされて不利益を被ったことはありませんか?
この世は弱肉強食の世界です。
『弱者には何の権利も選択肢もない、悉く強者にねじ伏せられるのみ』
そうなんです。会話で戦う方法を知っていないと、戦う方法を知っている強者に一生都合良く説得される人生になってしまうでしょう。
そんな弱者で一生を過ごしたいですか?強者はここぞとばかりに弱者を潰しにかかってきますよ。
いやいや、そんな人生は今日までです!
会話で使える『相手を説得させるテクニック』を利用して強者に成り上がりましょう!
今回は何に気を付けて説得すればいいか、私たちはなんで説得されてしまうのかなど、簡単に説明していきます!
1.人を説得させる重要事項
❶論者の人柄による説得力
論者の人柄は説得力の中でも最強の存在です。
例えば、1万円の価値がある物を売られるとします。
自分が苦手なタイプの人から売られるのと、自分が好みのタイプの人から売られるのとではどちらから買いたいと思いますか?
もちろん多くの人は後者から買いたいと思うでしょう。
論者がどんな人かで大きく説得力は変わってきます。論者の人柄は最も強力と言っていいほどの力を持っているということになります。
論者の人柄によって左右されるということは何に気をつけることが最も大事か分かりますか?
それは、第一印象での好印象の獲得です。
人からの第一印象を少しでも良くすることが、良い信頼関係を構築することに繋がり、会話を優位に進める第一歩になるのです。
❷聞き手の感情による説得
人に対して説得するのではなく、その人の感情に向かって説得をしましょう。
例えば、ドイツの独裁者であるヒトラーは音楽を奏でるような演説を行なっていたと言われています。
最初は民の平常心に合わせ静かに演説を行い、徐々に熱を込めていき国民の感情を自分の話に誘導していきます。
国民が自分の話に食いつき国民と一つになった時、クライマックスです。演説一番の熱量を持って国民の感情に向かって説得させる言葉を当て続けます。
すると、国民はヒトラーに魅了され国は一つに纏まって行ったのです。
このような抑揚をつけた演説は、人の心を大きく動かし印象をより強く脳に刻み込むことができます。
また感情に訴えかけるときは、得るメリットよりも失うデメリットに訴えかけるのが効果的だと言われています。
例えば、90%の確率で死ぬゲームと10%の確率で生き残れるゲームと言われたらどちらのゲームを選択しますか?
死亡するというデメリットに訴えかけるのと、生きるというメリットに訴えかけた場合デメリットの方に多くの人は反応します。
結果、死ぬ確率は一緒なのに多くの人は後者のゲームを選択することでしょう。
相手が行動を起こしたことによるメリットよりも、行動しないことで起きる損失をアピールすることで行動を起こしやすくなるのです。
これは特にプライドの高い相手に効果抜群です。損する選択を許さないからです。
セールスマンはよくこのテクニックを使って心を揺さぶってきますね。
1年間で計算すると、こんなにも損することになるんですよ!?これは買うしかないですよ!!
❸内容の論理性による説得
この方法は頭の回転が早い人しか使えない方法なので、自分は苦手な方法です。
簡単に言うと、チンプンカンプンなことを言ってくる人には説得力はないということです。
当然のことですが、説得する際はある程度、内容の論理性が重要になります。論理性に欠けていれば、疑問が多くなり不信感を抱くようになります。
いらっしゃい!このサンマは美味しいよ!!なんたって美味しいからね!!この上なく美味しいよ!
❹外発的説得と内発的説得
外発的説得とは、やるべき理由を一方的に説得するような説得です。
内発的説得とは、意図した答えを相手の中で導かせるような説得です。
前者は何も考えなくてもできる方法なので簡単ですが、効果は薄いです。後者は工夫して説得する方法なので難易度は高いですが効果は絶大です。
『私を信頼して下さい!』→外発的説得
『私を信頼してくれますか?』→内発的説得
『あなたはこのサービスが必要です!』→外発的説得
『あなたにはこのサービスが必要ですか?不要ですか?』→内発的説得
相手に『信頼してる』『必要です』と言わせる説得の方が影響力が強いです。能動的に相手に考えてもらうことが重要です。
相手にやるべき理由を説得させるより、起こさせたい行動をコミットする様に仕向けることで、その通りに動いてくれる確率が格段に高まるのです。
2.おまけ
- 相手を惹きつけるDTR法
意味不明な結論から話し、相手の関心を惹きつける - アイデアを否定することは相手の人格を否定すること
アイデアとアイデンティティを切り離し、相手のアイデンティティを肯定してからアイデアの批判を行う - 人の話を遮るのは最悪
- 商談上手はユーモア上手
アウトドア、人間関係が広い人ほど商談上手
新しい人に出会い、新しい経験を積んでいるから - 相手から情報を引き出すにはそれに見合った情報を相手に与える
- 人間は接触回数が増えれば増えるほど相手に好感を持つようになる
仲良くなりたいなら、たくさんその人に会うことが大切 - 女性は経緯を褒め、男性は結果を褒める
- 慌てていても自信に満ち溢れたポーズを取ろう!
自信なさげな言動や表情は信用を損なう原因に!!慌てた時こそ落ち着いて自信満々なポーズや姿勢を取ろう - どんな時も俯くな!!頭を抱えるな!!