こんにちは!
今回はサプリメントや健康食品について基本的な知識と使用方法をまとめてみました。
意外と知らなかった基本的な知識や注意点を知ることができるかもしれません!
今、国内で何らかの機能を表示して販売して良い商品は保健機能食品のみであり、保健機能食品には特定保健食品、栄養機能食品、機能性表示食品の3種類があります。
そして大前提としてサプリメントは、あくまでも食事の補助として利用するものであり、食事を含めた生活習慣の改善無くして効果が得られるものではないということは先に頭に入れときましょう。
健康オタクが大好きなサプリメントはなぜこんなにも注目を集めているのでしょうか?
それは現代の健康問題が絡んでいるようです。
現代の大問題である人生100年時代ですが、日本人の平均寿命は2018年で男性は81.35歳、女性は87.32歳と着実に100歳に近づいています。
しかし、平均寿命と健康寿命との差は離れていくばかりで大きな問題となっています。
こうした背景の中で、平均寿命を伸ばすために施策としてセルフケアやセルフメディケーションが推奨されています。
自分自身の健康管理の手段として、軽度の疾病または怪我を軽減させるために一般医療医薬品を使用し、自身の健康管理のために健康的な運動や食事、衛生管理を心がけることが推奨されています。
そこで健康食品やサプリメントの活用はこの活動を促進させることができるということで注目が一層高まっているのです。
そこでサプリメントを正しく活用するために、サプリメントや健康食品の基本的知識と主な活用する際の注意点について書いていこうかと思います。
1.サプリメントの種類
①特定保健用食品
生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、消費者庁長官の許可を得て特定の保健の用途に適する旨を表示できる食品です。
引用:特保(特定保健用食品)とは?
国が安全性と有効性を審査し、消費者庁長官が表示を許可した個別許可型の食品です。
一定の科学的な根拠が元に承認された食品のため、安心、安全に使用することができます。
条件付き特定保健用食品は、特定保健用食品までは届かないものの一定の有効性が確認されている食品のことを指しています。
消費者庁より引用
これらの食品は科学的根拠に基づく商品で、適切に利用することでセルフケアに役立てることができます。
しかし、その利用方法が適切でなければ、効果は期待できないばかりか望ましい生活習慣の妨げとなる可能性もあるのです。
②栄養機能食品
栄養機能食品とは、特定の栄養成分の補給のために利用される食品で、栄養成分の機能を表示するものをいいます。対象食品は消費者に販売される容器包装に入れられた一般用加工食品及び一般用生鮮食品です。
栄養機能食品として販売するためには、一日当たりの摂取目安量に含まれる当該栄養成分量が、定められた上・下限値の範囲内にある必要があるほか、基準で定められた当該栄養成分の機能だけでなく注意喚起表示等も表示する必要があります(食品表示基準第7条及び第21条)。
引用:https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_nutrient_function_claims/
身体の健全な成長や発育、健康維持などに必要な栄養成分の補給と補完を目的とする食品です。
しかし、製造や販売に際し、許可や届出が必要とされていません。
そのため、認められた栄養成分と異なった成分名や植物名を前面に打ち出した本来の目的から異なった製品も存在するため注意が必要です。
よく分からない成分を前面に出していたとしても、その成分が効果があるものかは分からないということです。
ビタミンやミネラル系の商品は人気が高く、多くの方が愛用しています。
中には摂取しただけ体が良くなると勘違いしてしまっている人がいますが、それは大きな間違いです。
どんなに体にいい栄養素であっても過剰摂取は悪影響を生じるのです。
例えば毒性の低いビタミンCであっても過剰摂取すると下痢等の消化器症状を引き起こすことになります。
特にカプセルや錠剤系は摂取しやすく過剰摂取につながりやすいため注意が必要です。
③機能性表示食品
機能性表示食品制度とは、国の定めるルールに基づき、事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要な事項を、販売前に消費者庁長官に届け出れば、機能性を表示することができる制度です。
特定保健用食品(トクホ)と異なり、国が審査を行いませんので、事業者は自らの責任において、科学的根拠を基に適正な表示を行う必要があります。
引用:https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/
特保との大きな違いは、国の審査がないという点です。
しかし、国が作ったルールを確認しながら事業者が生産しているので安心して使用することができます。
また、国ではなく消費者庁が主に管理しています。
表示されている情報のとおり、摂取することで有用な効果を発揮するので、自己流とならないように注意しましょう。
2.サプリメントの有害事象と利用に対する考え方
サプリメントの有害事象の多くは、性機能改善や痩身効果などを謳った商品に多いと言われています。
こういった商品は無承認無許可医薬品に該当されていることが多いです。
インターネットを中心に市場を出回っており、インターネットを通じて購入し生じた健康被害が国内で多く報告されています。
特に痩身効果を期待して商品を購入する若年女性に被害が集中しているそうです。
栄養成分による健康被害は、本当にその成分が関与しているのかを調べることが難しいため、因果関係を特定できないと言います。
こういった問題を解決するには、サプリメントを利用するにあたって、サプリメントに対する考え方を変えなければならないようです。
①サプリメントに対して過度な期待や安心感を抱くな!
②市場に出回る多くの商品から自分に最適な商品を選ぶことは素人には難しすぎる!
消費者に正しい情報を伝えることが非常に大切となり、皆んなが正しい情報を掴み、正しい活用をすることが問題解決につながるようです。
そのために、サプリメントのアドバイザリースタッフに相談することが良いでしょう。
また、めんどくさがらず、自身で正しい情報を調べることも必要になるかと思います。
何も調べず、ただ情報のままに購入してしまっては詐欺に遭ってしまう可能性が高くなってしまいます。
サプリメントは比較的高価なものが多いので、無駄金にさせないためにも一手間頑張りましょう!
◉購入する上で最低限調べたいこと
商品の機能表示はあるか?
製品使用によるメリットとデメリット
実際に使用した消費者、愛用者の口コミ