糖尿病ってかなり聞き馴染みのある病気ではないでしょうか?
身の回りに糖尿病を患っている方も多いはずです。
なぜなら、2016年の国人健康・栄養調査によると、糖尿病が強く疑われる者は約1000万人、糖尿病の可能性を否定できない者は約1000万人、これらを合計すると約2000万人というとんでもない量ですから、身の回りにいて当然っちゃ当然です。
国民の5人に1人が糖尿病が疑われている状態ですからね。
たかが糖尿病って思われる方が多いと思いますが、糖尿病の恐ろしさは糖尿病という病気ではなく、糖尿病によって引き起こされる病気が恐ろしいんです!
時には失明や足の切断なんかにも繋がっていきます。
糖尿病は予防できる病気なのでしっかり予防をして、もし糖尿病になったとしても身体がボロボロになる前に早く対応すべき病気かだと思います。
悪化してしまった人を何度も見てきましたが、皆んなが口を揃えていうのは
『もっと早く対処してれば良かった』『気がついた時にはもう遅かった』『時を戻せるなら戻したい』っていう言葉達です。
手遅れにならないように早くから対応していきましょう!
1.糖尿病について
糖尿病は血糖値が以上に高い状態が続いてしまう病気です。
糖尿病にかかった人の尿は尿糖と呼ばれ、ほんのり甘いような匂いがしたりします。
尿糖がでるから、糖尿病といわれるようになったようです。
また、糖尿病は1型と2型の2種類に大別されます。
日本人は2型糖尿病が全体の約95%を占めます。
ほとんどの人は2型糖尿病っていわれる方ですね!
1型は血糖値を調整するインスリンとういう物質を作っている膵臓の機能が弱まって生じるタイプです。
一方で2型はインスリンが分泌されるものの、インスリンが二次的な要因で上手く働かないタイプのこといいます。
1型は病気のせいって感じがしますが、2型は働きたくても働けないっていう自身の体の問題のせいって感じです。
不適切な生活習慣から生じる栄養バランスの崩れや運動不足によって生じます。
糖尿病によって血糖値が高い状態が続くとどうなっていくと思いますか?
人間にとって血液というものは身体の隅々まで栄養を送るという非常に大切な役割を果たしています。
車で例えるとガソリンですね。
車はガソリンがないと動きません。
人も血液という燃料がなければ動けません。
ここで考えていただきたいのは水飴のように糖度の高いねっとりしたものをガソリンに混ぜて車を走らせ続けたら車はどうなると思いますか?
最初は上手く走るかもしれませんが、徐々に故障してしまいます。
人間に例えても、ねっとりした血液が徐々に全身にダメージを与えてしまうので色々な合併症が起こされていくのです。
血液の質が非常に大切だというお話です。
いい血液であれば人の身体はもっとずっと長持ちするでしょう!
糖尿病によって血液の質が落ちるんだね!
●糖尿病とは血糖値が異常に高い状態続くこと!
●糖尿病は生活習慣病による影響が強い人がほとんど!
●血液の質によって身体は大きく変わる
2.恐ろしい合併症の数々
糖尿病の初期は無症状のことが多いですが、やがて、喉の渇き、多飲、頻尿、体重減少などの自覚症状が現れます。
先程説明したように時間の経過の共に三大合併症が生じていきます。
この合併症が本当に恐ろしい病気なんです。
ねっとりした血液は細い血管を傷つけるので、人の重要な器官を徐々に壊していきます。
①糖尿病網膜症
視覚という感覚において重要な働きをする網膜は細かい血管で構成されています。
当然のことながら、細かい血管は徐々にダメージを負っていくので、出血しやすくなります。
出血することで視力の低下を招き、失明につながってしまうのです。
視覚は人間にとって重要な感覚なので、失明してしまうことで起こりうる生活は想像すると恐ろしいです。
綺麗な景色も、大事な人の顔も何も見ることができなくなってしまうのは非常に辛いことでしょう。
②糖尿病神経障害
神経の細かい血管もダメージを負っていきます。
そうなると神経にも色んな種類がありますが、一番症状として現れやすいのは感覚神経障害です。
感覚神経障害とは分かりやすい感覚として挙げられるのは触覚や痛覚ですね。
触覚はその名の通り触れた感覚のことをいい、痛覚とは痛みの感覚です
この触覚と痛覚が障害されると触れたものの感覚が分からないので、何を触れているか分からない上、痛覚もないので危ないものを触って怪我をしたとしても分からないまま放置してしまうことがあるのです。
特に足の裏や足先は放置されやすく、知らぬ間に壊死してしまうことがあります。
そうなってしまうと切断してしまうことが多いです。
この切断が神経障害の恐ろしい合併症です。
大事な自分の手足を無くしたくないですよね。
③糖尿病腎症
腎臓にある血管もダメージを負っていきます。
腎臓とは血液を綺麗な状態に濾過する重要な役割を担っています。
そんな腎臓の機能が低下していくと、腎不全となり人工透析や腎移植を受けないといけない状態になっていきます。
腎臓は機能が低下すると元に戻ることはないと言われているため、それ以上機能を落とさないように食生活を変えたり、運動習慣を作って機能を維持していかなければならなくなります。
これはどういうことかというと、好きな物を食べたり飲んだりすることができない上、ほぼ強制的に運動する時間を作らなければならないとういう自由とは程遠い、制限された生活を強制されることになります。
また、人工透析とは受けてみるとわかると思いますがかなり大変です。
週に3日医療機関に通い、一回4〜5時間ベットの上で寝ていなければなりません。
仕事をしてる人であれば、週に3日は自分の自由時間は全くなくなってしまうと考えていただいていいでしょう。
甘く見てはいけませんね。
糖尿病によって引き起こされる合併症がどれも恐ろしい病気だということは理解できたでしょうか?
どれも自分の生活の質を低下させる恐ろしい病気です。
こうならないためにしっかり予防と対策をしていきたいものですね。
糖尿病を予防する方法や血液の質を上げる方法に関してはこちらの記事を確認してみて下さい!