関節の痛みで動きたくても動けない人へ。
関節痛って色んな人が経験していると思います。
関節痛で運動したくても運動できない人が多いかと思います。運動は人にとって非常に有用な健康法であり、運動できなければ様々な悪影響を身体に及ぼします。
関節痛で運動できず、運動ができないから身体は鈍っていきます。身体に不具合が生じるようになれば、さらに関節痛が悪化していくという悪循環に陥る可能もあるのです。
皆さんは薬で無理に治していませんか?薬で炎症を抑えれば、確かに改善方向には進んでいきます。しかし、根本の治療になることは少なく関節痛を再発してしまうことも少なくありません。
万人に効くかはやはり難しいものですが、薬に頼らない方法も知っていて損はないと思います。
そんな関節の悩みに対して何か参考程度になれば幸いです。
⚠︎こんな人にオススメ!!
・関節痛に悩んでいる人!
・何度も関節痛を繰り返している人!
1.関節とは?
関節とは向かい合う骨と骨が連結している構造のことを言います。関節を連結させるには主に関節包と靭帯が必要です。
靭帯はなんとなく分かる方も多いと思いますが、関節包は聞いたことが少ないと思います。簡単にいうと、関節を包んでいる風船のような袋状の膜のことです。
この膜の中は滑液と呼ばれる液体で満たされています。この滑液や関節包は関節痛に大きな影響を与えます。
2.痛みを抑えるには?
関節に痛みが生じているということは、関節に対して良くないストレスがかかり炎症を引き起こしている状態なのです。
この炎症を早く引かせれば疼痛も軽減していくということです。
さらにこの炎症というものを引かせるには、細胞に多くの栄養を送らないといけないのですが、この栄養を送るという作業で大切になるのが循環という作業です。
関節の外側には血管があるので、関節の外側にある筋肉は血液を回せば組織は回復していきます。しかし、関節の中には血管はありません。
関節の中で炎症が起きていたとしたらどんなに血液を回し栄養を送っても回復していかないことになります。
実は関節の中に栄養を送っているのが滑液と呼ばれる液体になります。
また、この滑液を作り出すのは滑膜と呼ばれる関節包なのです。
関節の内側にある滑膜は滑膜細胞とヒアルロン酸、コラーゲンから構成されています。
この滑膜細胞が関節内のゴミ掃除や、ヒアルロン酸作りをしています。ということは関節の中で働いているこの細胞に滑液を送り届け、上手く働からかせないといけないということですね。
では栄養に重要な役割をする滑液はどうやって作られるのでしょうか?
それは、関節の外側にある毛細血管から滲み出た液体と、滑膜細胞が作るヒアルロン酸が加わることで滑液が作られます。
この滑液をたくさん作り、栄養をたっぷりと関節の中に行き渡らせてあげられれば、炎症は引いていき痛みも軽減していくというわけです。
●炎症を引かせるには滑液を回せ!
3.栄養を行き渡らせるにはどうするか?
結論から言うと、関節内の循環を良くすることです.
関節外の血流を良くし、関節内では骨への圧迫と離開が関節包を伸び縮みさせて液体をぐるぐる回らせます。
また、関節の間にある関節軟骨はスポンジのように圧力を加えると水が排出され、圧力がなくなると水を吸収します。それが不要物の交換の役割を果たしています。その点でも骨の圧迫と離開という動きは非常に大切と言えるでしょう。
ということは、適度にその動きを作ればいいというわけです。
積極的に痛くない範囲で関節を動かしたり、痛くならない範囲で体重をかけてみたりすることは有効な手段です。痛いとどうしても動かさなかったりしてしまいますが、動かすことにもメリットがあります。
関節内の循環を促すには関節運動が必須なのです。
しかし、自己判断でやるとなると痛みの悪化等に繋がったりしますので、専門家の指示の下やることをお勧めします。あくまでも参考程度に。
●痛くない範囲で関節を動かそう!
●関節運動が関節内循環を促す!
4.まとめ
先入観に捉われないで!正しい知識で運動しても痛まない良い関節を作っていきましょう!