身体ってこんなに大切なんだ。
生き物にとって身体はこの上なく重要なものになります。身体がないと、生命を保てず生きることができません。
身体を動かすのは司令塔である脳ですが、この司令塔の脳よりも重要である可能性が高いです。
生き物の中に脳がない動物はたくさんいますが、身体のない生き物はいません。となると、脳よりも大切なのは身体ということになります。
脳の入れ物が身体であり、入れ物に不具合が生じると、様々な悪影響を脳に与えその不具合を感じることになります。
結果として身体を良い状態で保てれば、色んな不具合を感じることさないということです。
1.身体心理学
私たち人間は脳や心に支配されているのではなく、環境や身体の中の感覚、運動する感覚によって心や感情に移ろいが生まれると言われています。
動きが心を作るということです。
悲しいから落ち込むのか?
落ち込むから悲しいのか?
どちらだと思いますか?
例えば、喜んで飛び上がるというのと、飛び上がって喜ぶということを聞いた時どちらの方が喜んでいると感じますか?
ほとんどの方は後者の方を選ぶかと思います。
飛び上がって(動き)+喜ぶ(感情)
人は感情の前に動きが入った方が感情を強く感じ取ります。感情の前には必ず動きが入るのです。
だから、悲しい時は落ち込むから悲しく感じるのです。胸を張りながら悲しんでいる人がいないように、落ち込むような動きがなければ、悲しく感じないはずです。
身体心理学は、身体の動きや姿勢を変えることで心を変えることができることを説いています。
苦しい時ほど笑えというのはしっかりと理に適っていると言えます。ワンピースのこのシーンは何度見ても感動します。
もし悲しい気分になった時や朝だるい気分になった時は、腕を広げ、笑顔で胸を張り、背伸びした状態を6秒間続けましょう。6秒間姿勢を変えると心が変わると言われています。
●身体の動きや形が感情を作り出す!
●悲しい時こそ身体を伸ばして笑おう!
2.柔軟な身体を作る
身体はこの世に生まれた後からどんどん硬くなっていきます。
経年劣化するゴムや金属のように、身体は老化する度に硬くなっていくんです。
生まれたばかりの赤ちゃんを思い出して下さい。
柔らかくぷにぷにした身体を持っています。
それに比べてあなたの身体はどんな感じですか?
柔らかい身体を保てていますか?
それとも、カッチカチのブリキのおもちゃみたいな身体ですか?
身体は硬ければ硬いほど使いにくい身体になっていきます。
柔軟な人に比べ、動く時のエネルギー使用量は多くなり、怪我はしやすくなります。
例えば、硬い棒を曲げるのと柔らかい棒を曲げるのはどちらの方が疲れますか?
もちろん硬い棒を曲げる方です。
硬い棒を曲げるにはたくさんの労力を消費します。
つまり硬ければ硬いほど多くのエネルギーを消費してしまうため、身体はかなり扱いづらくなっていきます。
そして、柔らかい箱を落とした時と、硬い箱を落とした時はどちらの方が壊れやすいと思いますか?
もちろん硬い箱の方です。
硬ければ衝撃を吸収できず、壊れやすくなってしまうのです。
身体の硬い人が関節を壊しやすいのはこういった要因が存在しています。
人間の身体に例えた時、動きやすく怪我のしにくいという扱いやすい身体にするには柔軟性を獲得することが非常に大切なことです。柔らか過ぎても良くないですが。
どうせなら、燃費がいい身体で生きていた方が色々と都合がいいでしょう!
3.まとめ
身体って意外と重要なのです。
入れ物の質次第で大きく人生は変わっていくことでしょう。
皆んなでベビーボディを目指しましょう。