今や癌は2人に1人がかかる病気です。
癌は誰にでも起こり得る病気なのに、どんな病気でどう予防していいのか分からないという人が多いかと思います。
平均寿命が伸びている日本では生涯のうち何らかの癌に罹る可能性は男性で62%、女性では42%と言われています。
癌にかかると身体の筋力や体力が著しく低下し、寝たきりとなる原因にもなりかねません。抗がん剤の副作用とも戦わなければならないという二重苦に苦しむことにもなります。
人口の大半の人が癌にかかると言われているのに、対策を考えず、楽観的に考えるのは自分の健康に対して無責任だと言えます。
そのため、予防する方法を今から学び自分もかかる病気だと想定して準備していきましょう!!
1.癌とは何なのか?
まず癌の原因となるのは、傷ついた遺伝子を持った細胞なのです。
私たちの身体は合計で約37兆個もの細胞から作られています。健康な状態であっても常に新しい細胞に置き換わる仕組みになっています。
その新しい細胞に置き換わる段階でタバコや紫外線などの外部刺激や単純なエラーによる内部の原因によって遺伝子に傷がつきます。その傷ついた遺伝子を持った細胞がいわゆる『癌の元』になるということです。
正常な細胞にはある程度増えたら、増えるのをやめるという仕組みが備わっています。恐ろしいことに遺伝子に傷ついた癌細胞は永遠に増殖し続けるという性質を持っています。
この癌細胞が増え続け、周りの臓器に広がっていく病気が癌と呼ばれるものになります。
安心してください。通常人間にはこの癌細胞の誕生を防ぐ細胞修復機能があります。その細胞修復機能によって癌から守られていますが、この機能が働きにくくなる原因が存在します。
この原因に対処することが癌を予防する方法と言えるでしょう!
2.癌の予防方法とは!?
❶禁煙、体重管理、運動習慣が重要
癌を発症するリスクをゼロにできなくても、普段の生活習慣を改善させることでそのリスクを大いに減らすことができます。
まず喫煙は様々な癌のリスクを上げることということを理解しましょう。
喫煙をしている人は、なるべく早い段階で禁煙に成功すればする程、その後の発癌リスクを大きく下げられるということが分かっています。
そのため喫煙している人は今すぐやめるべきだと言えます。
次に適度な体重維持も重要です。肥満によって食道癌、大腸癌、子宮体癌、乳がん等のリスクが高まると言われています。適度な体重は健康的な運動と食生活によって維持することができます。
是非この機会に自分の生活習慣を改めて、恐ろしい癌のリスクを減らしましょう!
❷がん検診を定期的に受けよう
癌は初期段階であると無症状であることが多く、気がついたときにはもう遅いというパターンが多い病気です。
そんなことにならないように科学的根拠に基づいているがん検診を定期的に受ける必要があるのです。
あと少し早ければ、あの時こうしてれば、もっと前から知っていれば、、、
そういった、後味の悪い後悔は皆さんにして欲しくありません。もっと楽しい人生を過ごすはずだった命を縮めてしまわないようにしましょう。
がん検診とは、雑草とりのようなものであると言われています。
一度草むしりして放っておくと、草はまたぼうぼうになってしまいますよね?
同じように一度検診をしたら定期的に、がんの芽が出ていないかどうかチェックすることが重要なのです。
しかし、検診の受け過ぎにも注意が必要です。費用的にも心理的にも効率的に検診を受けるようにしましょう。
- 胃癌、肺癌、大腸癌は40歳以上で年1回
- 乳がんは40歳以上2年に1回
- 子宮頸癌は20歳以上2年に1回
- 胃癌は50歳以上2年に1回
❸信頼できるお医者さんを見つける
患者さんとしっかり向き合ってくれるお医者さんを見つけましょう。
こんなお医者さんには注意!!
『自分の考えを押し付けるだけのお医者さん』
しっかりコミュニケーションを取った上で、どんな治療や検査があって、どう対応していくかなど、順を追って丁寧に説明してくれるお医者さんを見つけましょう。
自分の命を預けるということを考えてお医者さん選びをしましょう。
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