あれ?最近姿勢が悪くなってきた気がする!
身体の一部分に疲れが溜まりやすい!
身体の痛みがなかなかとれない!
自粛が続く日々が続き、身体の調子が悪くなっている人はいませんか?
身体の歪みは色々な症状を身体に引き起こす原因となります。
そんな身体の歪みを引き起こす要因の一つに筋膜と呼ばれるものが関わっているのです。
筋膜については過去の記事にて詳細に説明してますのでぜひご覧ください!
鏡に映った自分の姿勢を見たり、自分の姿を写真で確認してみたりすると、自分が思っている以上に身体が歪んでしまっているかもしれません。
自分の身体の歪みに気がついた人はこの記事が何か参考になるはずです!
今回はそんな方に向けて、身体の歪みを改善させる可能性がある筋膜と呼ばれるものについて記事を書きました!
1.筋膜の解剖学
筋膜と呼ばれるものは簡単にいうと筋肉を包んでいる膜のことです。
筋膜はコラーゲンやエラスチンといった基質と水分、線維から構成されています。
コラーゲンが多く含まれる物質ほど、革ベルトのように伸長性に乏しく、抵抗性の大きい物質となります。
逆にエラスチンが多く含まれると、ゴムチューブのように伸長性に富み、抵抗性の少ない物質となります。
また、筋膜と呼ばれるものは浅い場所にある浅筋膜と深い場所にある深筋膜と呼ばれるものに分けられます。
通常皮膚と浅筋膜の間には、血管やリンパ、神経線維が通っており、筋膜はあまり動かないように固定された作りとなっていますが、浅筋膜と深筋膜の間は可動性のある作りとなっているので動きやすくなっています。
この筋膜同士の滑りが非常に大切です!
上手く膜同士で滑り合わないと筋膜が引っ張られやすくなり、様々な不都合が生じるきっかけとなったりするのです。
●筋膜に含まれる物質によって性質が変わる!
●筋膜は浅筋膜と深筋膜に分けられる!
●筋膜同士が滑り合わないと様々な悪影響が生じる!
2.深筋膜と呼ばれる筋膜について
ここで、今回の本題である身体の歪みを引き起こしやすい筋膜の話に移っていきます。
重要となるのは深筋膜と呼ばれる筋膜です。
まず、深筋膜は全身の筋肉を包んでおり、膜組織は三層構造となっています。
横、縦、斜めの線維が重なり合っており、動くときにそれぞれの線維が滑り合うことで筋膜は動いています。
この滑りを良くする潤滑剤の役割を担っているのはヒアルロン酸と呼ばれる物質になります。
ヒアルロン酸が各層の間に満たされており、円滑な滑走を可能としています。
また、腱膜筋膜と呼ばれる組織によって動かされた筋膜だけではなく遠くの筋膜まで影響を及ぼすことが可能となっています。
例えば肩の痛みが手をマッサージすることで緩和されたりするのは手の筋膜の影響が肩の筋膜まで及んだからなのです。
この重要な深筋膜と呼ばれる組織になんらかの変性が起こると身体に大きな悪影響を与えてしまうのです。
●身体の歪みは深筋膜の歪み!
●筋膜の滑りに大切なのはヒアルロン酸!
3.筋膜の働きを鈍らせる硬さの増大
筋膜には筋肉の変化を察知するセンサーのようなものが多く存在しています。
このセンサーは筋肉が伸び過ぎたときに、筋肉を緩め、逆に筋肉が緩み過ぎた時は適度に縮ませ張力を適度に保つ働きをします。
センサーが存在するおかげで筋肉はいつでも最高のパフォーマンスで動くことが可能となっています。
また、痛みを感知するセンサーも多く存在することが分かっています。
痛みに関しては筋肉にあるセンサーの10倍ものセンサーが筋膜には存在しています。
センサーが上手く働かなくなると痛くなりにくい刺激でも痛みとして感じやすくなってしまうので、結果として身体は痛みやすくなってしまいます。
これらのセンサーは筋膜が硬くなってしまうことで働きが鈍ってしまうようになります。
硬くなればなるほど働くことをサボったセンサーが多くなるようなイメージです。
関節可動域は低下し、筋肉が上手く働かないことで動作のパフォーマンスは低下していき、疼痛も感じやすくなってしまうのです。
そして、筋膜を硬くしてしまう原因が筋膜の滑走不全と筋膜の高密度化と呼ばれるものになります。
まず、潤滑剤の役割を担っているヒアルロン酸の濃度が高まることで粘性は増加し、サラサラのゾル状の物質からドロドロのゲル状の物質に変化していきます。
ヒアルロン酸がベトベトになってしまうことで、膜同士で滑り合わなくなり滑走不全が生じます。
ヒアルロン酸の濃度はケガをしたり、過度な運動や不活動によって濃度は上昇してしまうようです。
また、コラーゲン繊維がねじれてしまうことで筋膜の高密度化を引き起こします。
こういった要因が筋膜機能異常を引き起こし、どんどん筋膜を硬くさせていきます。
そこで、ヒアルロン酸を再びサラサラにさせ、筋膜の硬さを解消させる方法をお伝えします。
①35度〜40度の熱を加える
②摩擦のような機械刺激を加える
温熱刺激と機械刺激によってヒアルロン酸はサラサラのゾル状の性質へ変化していきます。
熱すぎないお風呂にゆったりと浸かり、硬くなった気になる筋膜を擦ってマッサージすることが筋膜の改善には有効かもしれません。
しかし、ここで重要なのが筋膜を擦る強さです。
筋膜をしっかり治すには炎症を軽く起こす程度の強さで擦らないといけません。
マッサージしてもらった後にくる揉み返しがその炎症です。
通常、マッサージをした後、数日はその部分がやや痛むような症状が起きます。
では、なぜそこまで強くやらないといけないのでしょうか?
それは軽くやっただけだと一時的な効果になってしまうからです。
強めにしっかりマッサージすることで、ぐちゃぐちゃに絡み合った筋膜の繊維が徐々にほぐされていきます。
ここまでは通常のマッサージの効果と一緒です。
炎症が引き起こされるとヒアルロニダーゼと呼ばれる物質がその部分に集まり、さらに細かく固まった繊維を断ち切ることで更に筋膜をほぐすことができるのです。
そうなると効果は一時的なものではなく、筋膜は完全に生まれ変わることになるので症状が発症しにくくなるということです。
●筋膜の働きを鈍らせるのは硬さと滑走不全!
●ヒアルロン酸をベトベトにさせるな!
●筋膜を変えるには温めて擦ろう!
●マッサージするときはある程度強さは必要!
4.筋膜をほぐすなら『マッサージガン』を使おう!
マッサージガンは持ち運びが可能なコンパクトなサイズのマッサージ器です。
聞いたことがある人は少ないかと思います。
筋膜自体が最近になってやっと重要性が知られて有名になってきたばかりですからね。
このマッサージガンを使うと、簡単に筋膜や筋肉を自分で簡単にほぐすことが可能になります。
自分の手ではほぐした気がしない!
自分で揉むと手がすぐに疲れちゃう!
もっと強く効果的なマッサージをしたい!
そういった方はかなりおすすめの商品です!
自分も購入してコリが強くなった時に使用していますが、かなり簡単に筋膜をほぐせている気がします。
何より強さと振動がかなり心地よいです!
じわーっと血流が良くなってるのを感じると共に、スーッと身体が楽になっていくのを感じます。
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身体の調子が悪くて困っている人は筋膜をマッサージガンで整えて、気持ちのいい身体で毎日を過ごして行きましょう!!